第6章 ☆身体の異変
2日間何しても起きなかったのに普通だとこうも簡単に起きるのか…。
まだ眠いのか眠たそうに目を擦る朔哉を見ながら起きた事に取り敢えず安心する。
2、3度瞬きをしてオレをじっと見つめる碧い瞳。
朔哉の瞳って綺麗だな…。
すると当の本人はふにゃりと笑った。
それはズルいよ朔哉!オレにはユキしかいないのに!!
百「ねぇ朔哉?それって誘ってるの?」
あまりにも可愛かったからちょっと意地悪したくなってそう聞いた。
本人は意味が分からないのかキョトンとしている。
無自覚でこれだけの…。
精通して知識をそれなりに教えたらもっとエロさや色気は増すだろうなと直感した。
そんな事を考えているといつの間に2本の尻尾が生えたのかゆらゆらと揺れているのが視界に映る。
機嫌がいいのかな?
百「…服着ないなら朔哉食べちゃおうかなー?」
勿論冗談だけど反応を見てみたいと思うから仕方無い。
するとピタリと動きが止まる。
そして尻尾で布団を器用に掴むとそれに包まり動かなくなった。
…どっちの意味で捉えたんだろう??
でもこれは「食わないで」って意味で合ってるよね?
ついでに言うと2本の尻尾ははみ出ている。
これぞ頭隠して尻隠さずってやつだ。
可愛いから撮って天に送ってやろう♪