第6章 ☆身体の異変
─1時間後─
─百さんの家・百side─
百「ただいま!」
…?返答が無い。
って朔哉は喋れないんだった。
にしても静か過ぎるような…?
百「朔哉?」
部屋の明かりを付けながら寝室の戸を開けた。
─寝室─
聞こえるのは朔哉の寝息。
と足元にある服に気付く。
これってパジャマ…?
寝室の明かりを付けて確認すると同時にオレはビックリする羽目になる。
百「!!?」
明かりが眩しいのかもそもそと動く朔哉。
って!そうじゃなくて!
何で半裸!?
そんな格好してると食べちゃうよ?
これが朔哉じゃなくてユキだったらオレ秒で食い付いてるレベル。
白くて細い身体にまだ熱があるのか赤みを帯びている上に半裸っつうか上裸!
それはもう誘ってるようにしか見えないよ!?
16歳にしては充分な色気がある。
でも天が言ってたな?朔哉はまだ精通してないけどその日は多分近いって。
……目に毒すぎるから写真だけ撮って起こす事にした。
百「朔哉!起きて?」
優しく声を掛けながら反応を伺う。
するとネコみたいに丸くなって少し間が空くと
意識が浮上して来たのか薄ら目を開けた。