第5章 未知の世界
─車内─
テレビ局を後にしてやって来たのはドラッグストアをはじめ色んな店が軒を連ねるちょっとしたショッピング街。
今彼に必要なものを買いに来たってところだろうか。
服屋もあるけど彼のサイズは彼しか知らない。
でも高熱の彼を連れて行けばただでさえ目立つのが更に目立つ…。
百さんはボクをパシる気なんだろうか??
車が停ると
百「急いで薬とか着替えを適当に買って来るから朔哉見てて?」
そう言われて少し拍子抜けしてしまった。
天「わ、分かりました。」
百「天も今日はお泊まりね!」
得意のウィンク付きでそう言うと鍵をかけて行ってしまった。
天「え…?」
冗談でしょ??
何かの間違いだと言って欲しい…。
と数分もしないうちに百さんからラビチャが来る。
百[朔哉の服の素材分かる?]
百[あ、パンツもね。後サイズ]
百さん…。
パンツの素材を見るって事は脱がして内側確認しろって…!?
天[…流石にパンツとか無理ですよ?]
百[大丈夫大丈夫。手早く脱がせて着せれば!]
…絶対面白がってる。
百[いずれ天の番になるかもしれないんだから見慣れとくのも有りだって♪]
ほらやっぱり。
番にならなかったらどうするんだろこの人。
いや、だとしても無抵抗な相手に好き勝手するとか…。
…いっその事起こしてみようか…?