第3章 雇い主
百「じゃあ改めて今日から朔哉の雇い主になるRe:valeの百です。よろしくね、朔哉!」
そう言いながら握手を求めるように手を差し伸べる百さん。
それに気付くと彼も手を差し伸べて互いに握手を交わす。
楽「なんかすげぇ光景を見たな…」
龍「凄すぎるよ…。」
天「いつかボク達も」
楽「あぁ。Re:valeを超えて見せる!」
天「その為にも今は収録を全力で…」
龍「あ、今日の収録は延期になったらしいよ?」
天・百「何で!?」
龍「俺も詳しくは分かんないけど機材がダメになったとかセットが一部無いとか。」
楽「なんか尋常ではない感じだったな。」
百「じゃあオフが急遽出来たって事?」
天「ボクはこの収録の後は特に予定は無いです。」
百「…天ちょっとの間朔哉の事見てて?」
天「それは別にいいですけどボク達ここに居ていいんですか?」
百「マズイかな?」
天「千さんが戻って来たら一番ビックリしそうですし?」
百「!た、確かに…。じゃあさ、オレがラビチャ入れたら駐車場に待ち合わせでいい?」
天「?駐車場ですか?」
百「詳しくはラビチャするから!じゃあ朔哉の事お願い!」
余程スタッフの事が心配なのかそう言うと足早に楽屋を後にした。
百さんは共演者やスタッフを人を大切にする人だから。