第5章 斧手のモーガンと二人目
女の子「だ・・・だって甘い方がおいしいと思って・・・!」
「こんなもん食えるかボケッ!!」
男は女の子の持っていたおにぎりを叩き落とし何度も踏みつけた。
コビー「ひ・・・ひどい、あの子がせっかく作ったのに・・・!」
「大丈夫!!アリならなんとか食ってくれるさ、ひえっひえっひえっ。」
男は笑いながら女の子に言った。
女の子「・・・・・ひどいよ!!!私・・・一生懸命作ったのに・・・!!!」
女の子は泣き出し言った。
「私あいつ殴って来る。」
コビー「やめてくださいさん!!大佐の息子ですよ!!そんなことしたらただしゃすみません!!」
「じゃあ黙って見てる気?!あの子が一生懸命作ったのにまずいって言われて踏み潰されたんだよ!!」
私はあいつが許せなくて今すぐにでも殴り飛ばそうと塀を越えようとするがコビーが私の服を引っ張る。
そのとき男が海兵の胸ぐらを掴み、女の子を投げ飛ばせと命令した。
女の子「いやあああ!!」
女の子は投げ飛ばされた。
私はキャッチしようとしたが、私の服を掴んでたコビーとぶつかり塀から落ちた。
ルフィが女の子を上手く受け止めた。
コビー「きみ・・・大丈夫!?なんてひどい奴なんだ。」
「怪我はない?ビックリしたよね。」
コビーと私は女の子を励ました。
私はあの男を殴ろうと塀に登ると、男はもう居なくなっていて、ルフィがゾロと話していた。
声は聞こえなかったが、ルフィが踏み潰されたおにぎりを一瞬戸惑った様子でゾロに食べさせた。
ルフィが戻って来ると女の子を家の前まで一緒に送った。
女の子の家の前で、ルフィからゾロとバカ息子との約束とゾロには『やりたいことを成し遂げる』と言う目標があることを聞いた。
ルフィ「ああ!!一つ残らずバリバリ食ってたよ。」
女の子「うれしいっ!」
コビー「あの人、本当に噂通りの悪人なんでしょうか・・・。」
女の子「違うよ、あのお兄ちゃんは何も悪いとこしてないの、町のみんなは怖がってたけど捕まったのだって私を助けるために、モーガン大佐の息子が飼っていた狼を斬っちゃったからなの!」