第5章 斧手のモーガンと二人目
モーガン「面白ェ事やってくれるじゃねェか・・・、てめェら四人でクーデターでも起こそうってか?」
海兵達の奥からがたいの良い男がやって来た。
明らかに他の海兵達とは違う風貌で右腕が大きな斧になっている、恐らくこいつがコビーの言っていたモーガン大佐だ。
モーガン「ロロノア・ゾロ・・・、てめェの評判は聞いていたがこのおれを甘く見るなよ、貴様の強さなどおれの権力の前にはカス同然だ!!!構えろ!!」
ゾロ「俺は・・・こんな所で死ぬ訳には・・・!!やらなきゃいけねェ事が!!」
ゾロが何か小さい声だが力強く何か言っている。
ルフィから聞いたゾロの目標を思い出した。
「誰一人、死なせたくなんか無い・・・!!」
蜂の巣になる覚悟で身構えた時だった。
パリィーーン!!
モーガン「射殺しろ!!!」
ズドドドドド!!!
ゾロ「・・・お前!!!」
コビー「ルフィさん!!!」
「ルフィ!!!」
ルフィ「にいっ、効かーーん!!!!んなっはっはっはっは!!!」
ルフィは笑顔で玉を全て受け止め弾き飛ばした。
海兵達も驚き綺麗に並んでいた列が大きく乱れモーガンも驚いている。
ゾロ「てめェ・・・!!!一体、何者のんだ!!!」
ルフィ「おれは、海賊王になる男だ!!!」
ゾロとコビーはとても驚き、コビーにいたっては泡を吹いて気絶してる。
私もルフィが突然現れたのに驚いた。
ルフィはにいっと笑って答えた。
「ルフィって銃弾も効かないのね。」
ルフィ「ほら!お前の宝物どれだ?、わかんねェから3本持ってきちゃった」
ルフィはゾロに刀3本差し出した。
私はルフィが基地に乗り込んだしか聞いていなかったから状況が飲み込めない。
ゾロ「3本ともおれのさ・・・、おれは三刀流なんでね・・・」
ルフィ「ここで、おれと一緒に海軍と戦えば政府にたてつく悪党だ、このまま死ぬのとどっちがいい?」
ゾロ「てめェは悪魔の息子かよ・・・まァいい・・・ここでくたばるくらいなら、なってやろうじゃねェか・・・、海賊に!!」
ゾロがにいっと笑いながら言った。
ゾロが仲間になったって思うと私まで嬉しくなって自然と笑顔になった。