• テキストサイズ

【ONEPIECE】風と共に。

第4章 旅立ち






「えっ!!」


ルフィ「なぁ!冗談じゃねぇだろ。」


私はルフィの方を振り返り唖然とした。
見たこともない大渦が船を飲み込もうとしていた。


「もっと早く言ってよ!!」


2人で船を漕ぐがもう逃げられそうにない。


ルフィ「!この中に隠れよう!!」


ルフィが指差したのは食料などを入れていた大きい樽2人が入るには少し狭い気する。


「2人も入れないでしょう。」


ルフィ「俺はゴムだから大丈夫だ。とにかく入ろう!時間がねぇ!!」


私はルフィに押され樽の中身を出し三角座りで中に入った。
ルフィは体を伸ばし少し薄っぺらくなって私に抱きつくような形で入ってきた。


ルフィ「狭いな。」


「だから言ったじゃん!」


ルフィ「他に方法がねぇだろ!。」


ルフィとはずっと一緒に修行してきたがこんなに近づいた事はなく、心臓がすごく早く脈打つ。
意識しないように頑張ってもルフィの呼吸の音が耳元で聞こえ、背中にはルフィの手の暖かさが伝わる。
嫌でも意識してしまう。

少しして樽が大きく揺れた、等々大渦に飲まれたようだ。


「きゃあっ!!」


ルフィ「!しっかり捕まってろ!!」


「嫌だ!!!」


ルフィ「わがまま言うなよ!!」


ルフィは少し呆れた様な口調で言ったがさっきよりも強い力で私を抱き締めてくれてる。

それからどのくらい流されただろう。
大渦は越えたみたいだが、まだ揺れている。


「大渦は越えたみたいだね。」


ルフィ「そうだな。けど海の上じゃ俺泳げねぇしどこかに流れ着くのを待つか。」


ルフィの意見以外に良い方法が思い付かず、私はルフィに抱き締められたまましばらくは漂流することになった。


樽の中は真っ暗で何も見えない。
今が昼なのか夜なのかも分からないけど、ルフィは昼寝か分からないが寝てるし今は夜と思うことにした。


「こんな状況で良く寝れるな~。こっちは心臓なりやまないのに。」


私はこんな状況で寝れるはずもなく起きたまま漂流した。






/ 28ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp