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【ONEPIECE】風と共に。

第4章 旅立ち






マキノ「ちゃん、忘れ物はない?」


「大丈夫ですよ!必要最低限の物しか入れてませんし。」


私は、少し大きめのリュックを背負って言った。
リュックの中身は、最低限の着替えと航海に必要な本と非常食を詰め込んだがまだ少し余裕がある。
文字も読めなかったがマキノさんが空いてる時間に教えてくれた。


「ルフィ、遅いですね。」


マキノ「すぐ来るわよ。」


ルフィはダダンさん達に挨拶をしてから来ると言っていたがまだ来ていない。


「私船見てきますね、ルフィが来たら港に来るように言ってください。」


マキノ「分かったわ。」


マキノさんは快く了解してくれた。


港に着くともう、見送りに来てくれた人がたくさん居た。
この人の数を見るとルフィがこの村にどれだけ愛されていたか分かる。

私は、流れないように縛ってある小舟に降りた。


「ちゃん、ルフィを頼むよ!。」


「無茶しないようにね。」


「そんな小舟で大丈夫か?家の漁船使えよ。」


村の人達は色々声をかけてくれた。
良い人ばかりでこの村を出ていくのが寂しくなる。


「うん!大丈夫、任せて!!」


荷物を置きしばらくしてルフィが走ってきた。


ルフィ「よぉ!待たせたか?」


「大丈夫だよ!早く乗って。」


ルフィ「おう!!」


ルフィは船にに飛び乗って、そして大きな声で叫んだ。


ルフィ「サボーーー!!!見ててくれーー!!俺は海へ出るぞーーーー!!!」


私はその大声を聞いてルフィが話してくれた、3人の約束を思い出した。
きっとサボも見守ってるし、エースも今もどこかで戦ってるのかな?


ルフィ「待ってろよエース!!すぐに追いつくぞ!!!」


ルフィの気合の入った掛け声で私も叫ばないけど気合いを入れ直した。


「なんだルフィ?いきなり叫んだりぶつぶつ言ったり。何かのまじないか?」


ルフィ「まじないじゃねぇ。挑戦状だ!!!じゃあ、俺行くからよ。」


私は船を縛っていたロープをナイフ切って船をこぎだした。


村の人達が声をかけながら手を振ってくれている。
私は泣き出しそうになるのを必死に堪えて笑顔で手を降った。
ルフィも立って手を振っている。






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