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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第45章 君と春の日ーR15ー(家康)




「華月、急には危ない」
「ごめん」
見つめ合う。
「…許さない。放してあげない」
澄まし顔の家康だけど、声が笑っていた。




ちゅ、ちゅっ…
黄色いタンポポに埋もれたまま口付けをする。

チュ、くちゅ…ちゅっく…
重なった唇は直ぐに深い口付けに変わった。
息継ぎの合間に小さな声が漏れる。
ンッ…ちゅ…ぅん…チュッ、ヂュック…
「ん…い……チュ…すぅん…」
「なに?」

(何って言われたら……)

「やめてほしい?…」
そう言っても止める様子のない家康は悪戯な笑みを浮かべている。
「ぁ…止め…ンッ…ゃ…ンッ…」
「止めてなんてあげない」
口内を這い巡る家康の舌が、
上顎をなぞり、歯列をなぞって、
舌先を擽ぐる。
仕上げ、みたいに最後にチュゥゥと絡めた舌を痛いくらい吸い上げられた。

華月は上がった息で、桃色に熟れて家康を見下ろす。
口付けで呼吸が出来なくてか
家康の口付けが気持ち良くてか、

(頭がボーッとする……)







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