第43章 夜の かまくら の楽しみ方ーR18ー(謙信)
「…んっ、あっ、謙信様っ、
ごめんなさいっ…ンッンッ…わた…し、
調子に乗ってましたぁ…ァン…」
「遅いな、お前と2人っきりと言う時点で、
お前を此処に閉じ込めておこうと思っていた」
真冬の雪の洞に閉じ込めれば寒さで凍えてしまうこともあろうが、それは今すぐ、謙信には問題ではなかった。
大切な愛しい者をこの手の内に閉じ込め、
繋いでおけるのならば。
「こうして、密着して、動いていれば寒いどころか、暑いくらいだろう?」
「ンッ…ぁっ…んぁ…謙信さ…ぁぁハッ…」
謙信の胡座の上で炎が揺れるようにゆらゆらと軀を揺らし、腰をくねらせ熱い息を吐く華月。
「あっ、あっ、やっ、ダメ……」
「休んで良いとは言ってない。
もっと擦り付け動いて、俺を感じるが良い」
謙信は愉悦の笑を唇に乗せて、
喉を上げる華月を見上げる。