第42章 貴方への境界線ーR18ー(光秀)
ヴグゥ…ぇっ…ぅふぅ…
ヂュ、ぢゅぅ…ちゅぷ…
唾液と、
(先走り…)
でいっぱいの口内。
零さないよう、嚥下して吸って啜り上げる。
私の口が出す淫猥な音。
(耳から思考を汚す、やらしい音…)
そう考えて独り勝手にゾクッと震えた。
光秀さんの顔は見えないけど、
乱れ始めた息遣いと、
小さく溢れる呻くような声に、
光秀さんが感じてくれているのだと感じる。
そして、その事に興奮して濡れる私…。
「ふ……ぅっ、ぁぁ…華月っ…」
艶冶な声で呼ばれ、被っていた布団をはがされた。
光秀さんの顔が見えた。
眼を伏せて、眉を寄せ耐えるような気持ちよさそうな、どっちとも取れる表情をしている。
(感じて…私を…私だってッ)
吸い上げをキツくする。
手で扱きながら、顔を上下させる。
ヂュッヂュ、グッヂュゥヂュ、
口での奉仕の淫音が激しくなる。
(…と…私で…)