第42章 貴方への境界線ーR18ー(光秀)
「なんだ…お前から強請ってくるとは、
珍しい事もあるな…ハッ…ぅ…ぁぁ……」
私は布団の中で光秀さんの男性の象徴を擦り握り、舌を這わせ口に含んでいた。
(だって…誘ってもらえないなら、誘うしかない……)
光秀さんが他の女の人と逢瀬をしてたって、
酒を飲み交わしていたって、
それは仕事だと解っている。
邪魔はしたくないから、
寂しい夜も独り黙って寝て待つしかない。
(でも…何もしないで待ってばかりじゃ……)
飽きられるかもしれない、
そんな焦り、不安、
その先の見知らぬ全ての人への嫉妬が湧いて湧いて、苛まれて仕方ないから。
それをちゃんと言えたなら楽だろうけど、
仕事の邪魔にはなりたくないし、
理解の無い重い女だと、思われたくなくて、
我慢していた。
その我慢と焦りと不安を掻き消したくて。
立ち上がり始めたソレを喉の奥まで
無理して押し込んだ。