第40章 欲しがりな想い-R18–(元就)
口付けは深くなり、舌が絡められる。
自分からじゃなく、華月からしてくれる口付けに、気持ちが融けてゆく気がした。
(心地良い…て言うか、
好きだって言われてるみてーだ)
そう思うから心地良く感じるのだった。
華月も気持ちが逸るのか、焦っているかの様に夢中で舌を絡めたり、口内を探ったりしてくる。
ひどく求められてている気分だ。
その接吻は唇を離れ、喉へ。
「ンッ」
ピリッとした痛みに華月を見れば、
嬉しそうにしている。
「痕付けちゃった。私の、ってシルシ」
その言い草は恐ろしく可愛かった。
「ねぇ…元就さん…ーー……?」
俺の軀をいいように弄んでいた華月が、そっと耳元で囁いた。
欲情の熱に潤んだ瞳で、俺の返事を待っている。
「ね…元就さんの、挿れたい…ダメ?」
(駄目なわけねーだろっ)
見事な誘惑。