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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第35章 死に損ないの嫁ぎ先ー前ー(元就)




その夜も、次の夜も、その次の夜も静かにすぎて行った。
月がない夜は夜這いに来ても良いと伝えてあった。
雨の日、曇りの日、新月、必ずでは無いが、そんな日に頻繁に軀を重ねていた。
けれど、
雨が降っても曇っても、
華月は元就の部屋には来なかった。


(当たり前だけど……)




出て行けと言ったのだから、
当然、もう交わう理由もない訳で…
でも、それは以前だってそうだった。
でも、華月は自らの意思で俺の部屋に来ていた。

(何故、ずっと、抱かれ続けてた…?)





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