第33章 言葉にして…ーR18ー(光秀)
「光秀さん!何でこうなってるんですかっ」
小声で喚く。
「何が」
「何がじゃなくて、何でっ」
「何が何でだ」
「手っ、こんな往来でっ」
照れているのだろう、赤くなって光秀を見上げる華月。
けれど、光秀はどこ吹く風。
「嫌だったか?俺は俺のしたい事、
お前のして欲しかっただろう事をしてやっているのだが?
まあ、それでも嫌なら振り解けば良かろう」
何故か、光秀は穏やかに甘やかな表情で笑っている。
そんな甘い表情をみせられては
「ゔー…っ…嫌じゃない…」
そう、答えてしまうしかない。
「それはそれは」
優悦の笑顔を見せる光秀。
華月にはそれがなんとも言えなくて…
(胡散臭い…揶揄われてるような…)
そんな気になるのだった。