第27章 星降る夜に貴方と R15 (信長)
「華月、もう、星は仕舞いにして、今度は俺を見ろ」
俺は、華月を抱え上げて閨へと向かう。
「さっきの約束の印をお前の軀に記してやろう」
ンッ…ぁっ、んん…はっ、あ……
「俺は流れる星より、お前の蕩けた顔を見る方が楽しい」
愉悦の笑で乱される。
身体も心も快感に飲み込まれる。
やぁ…もっ、はっぁぁん…んぁ…
「虫や鳥の声、琴の音を聴くよりも、
お前の乱れた鳴き声を聴く方が心地好い」
熱く乱雑な息遣いと、艶な喘ぎ声が部屋に充満する。
泣きそうに眉を顰めながらも、
気持ちよさそうに恍惚の表情をする。
女が女である最高の表情。
軀をずり上げ、捩り、逃げ出しそうにみせながら、快楽を追いかけている。
口では「嫌だ、やめて」といいながら、
軀では「もっと、止めないで」と強請る。
「これだから、女は不思議だ」
歪んだ笑唇から零してしまった言葉だが、
熱の楔に貫かれ悶える華月には届かない。