第27章 星降る夜に貴方と R15 (信長)
「観たいならば、お前はずっと、
俺の傍にいろ。良いな」
「はいっ」
童女のように笑って返事をする。
「フッ…約束だ…」
(お前は俺の傍を離れるな。
ずっと、ずっと傍にいろ。
お前が居ればもっと強くなれる。
お前を守る為に、強く、生きて、やる)
だからーー……
「お前は俺の…」
「ん……」
チュッ…チュ…
冷たい空気に、温かな唇が何度も重なる。
「…ンッ…ん…」
唇は重なったままーー…
簡単には離れなくなる。
重ねた唇の奥では、舌が蛭蟲(しっちゅう)のように蠢き、時々、赤い色を蛇のように覗かせる。