第26章 スモモも桃もモモのうちーR18ー(信長)
ある村の市に通りかかった。
「植木の市ですかね?」
華月が目をパチクリさせながら、
キョロキョロする。
「橘の苗木を売ってる」
「橘…みかん…あぁ、和歌山はみかんの産地ですもんね。
こんな時代から栽培してるから、
500年後も名産地なんだ〜」
華月は1人で納得、感心している。
「お前の時代でもこの辺りは橘が有名なのか」
「はいっ。生産量全国1位です」
「そうか」
信長はその素っ気ないまでの一言に安堵を隠した。
市の端に男が何人もたむろしているのが信長の目の端に入った。
「来い」
信長は華月に声をかけ歩き出した。