第26章 スモモも桃もモモのうちーR18ー(信長)
農夫が戦で死ねば畑も減る。
人口自体も減る。
石高も減る。
この悪循環は何処かで誰かが止めなければならない。
信長は平民、農民、少年などの急集めの一般人は戦に途用しない。その為に、織田軍は兵士を育成した。
戦によって農夫が減るのを防ぐ。
そして、
農地の開墾、農作物の選択をし、
その地にあった作物を見極め、作らせる。
その仕上げに市を置く。
物を売買させれば人の暮らしも潤う。
そこに、笑顔が溢れる。
信長の描く市政。
「皆が貴様のように呑気に笑っていたら……困りもするな」
「あーーっ、もぉ!ひどいっ」
憤慨する華月を前に乗せ、信長は上機嫌で笑い声を上げた。
はははは