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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS
第20章 貴方へ贈り物 (三成)
貴方は化粧をしなくても、口紅ひとつ引かなくても、十分に美しく可愛らしいですが、
(この紅をつけたアナタはきっと、もっと…)
私が、この紅に魅入られてしまったようです。
美しくも妖艶な輝きを放つ口紅。
(どれほど艶美になるでしょう)
見てみたい。
「…ッつーー……」
想像して、独り、顔を赤くした。
「三成様、華月様がいらっしゃいました」
「あっ、はっ、はいっ」
女中の知らせに、緊張して返事の声が上ずってしまった。
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