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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第18章 雨と紫陽花ー後ー(信長)




「逃げはせん」

臨戦の瞳が爛々と輝きを増している。


『華月、合図で後ろの坂を下れ。
振り向くな』
『でっ、でもっ…』
『俺を信じぬか?』
意地悪に笑われて、華月か唇を噛み、
『分かりました』
と答えた。


「笑わせる。
逃げなければ、死ぬのだぞつ、クククク」
男は信長の後ろに獣道がある事など、露知らず、
追い詰めたと思って、したり顔て笑っている。
そんな男に、信長も余裕の笑みで一瞥した。

「…貴様がな」





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