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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS
第18章 雨と紫陽花ー後ー(信長)
腕のなかに囲われた時点で、守られていた。
危険が迫っていた、なんて
華月は
知らなかった、気付かなかった。
「キャァッ」
頭上で、身体の真横で、交わされる刀の触れる甲高い音に身を竦める華月。
「目を瞑るな、転ぶぞっ」
華月は、まるで、信長に捕らえられ、
まるで、盾にされているような状態。
キィンッ、ギンッ、ガキッッン!
華月の胸を抱き、身体ごと反転させ、
後ろ手に相手の刀を受け流す。
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