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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS
第18章 雨と紫陽花ー後ー(信長)
青、青紫、赤に近い紫陽花もある。
が、
そこだけ異様に赤い花。
大きく育ってはいるが、おそらく、
1株、2株分の紫陽花の木だろう。
(土の成分で…色が……?)
この時代の人間が言ったなら
「デタラメを言うな」と咎める処だが、500年後の未来から来た華月の話なら、確かな事なのだろう、と考えた信長。
(…と、言うことはーー……)
信長の勘が何かを感じた。
「…華月、こちらへ戻って来い」
静かに低い声で信長が華月を呼んだ。
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