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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS
第18章 雨と紫陽花ー後ー(信長)
「すっ、ご…い……」
感動のあまり言葉が出て来なかった。
(頑張って登ったご褒美だ)
日差しに輝く水滴。
しっとりと濡れた紫陽花の花びらが柔らかに光って見える。
「気に入ったようだな」
信長様が得色と笑っている。
「そんな顔をするから、驚かせてやりたくなるのだ」
思いの外忙しい政務の合間に、時間を作って外出している信長だったが、何でもない事のように勇裕と笑う。
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