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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS
第18章 雨と紫陽花ー後ー(信長)
重い足をなんとか引きずって、
息切れしながら、中腹まで登ったのだろう、
開けた場所についた。
膝に手をついて息をしていると、
「見ろ」
声をかけられた。
顔を上げてみると
「‼︎…わぁ〜〜…」
目の前には紫陽花の斜面があった。
てっぺん はお寺だろう。
門に続く階段、その両脇は見事に紫陽花が咲いていた。
水色、淡い青、薄紫…
雨上がりの水滴を纏った紫陽花が日差しにキラキラと輝いて見える。
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