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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS
第16章 愛を冷遇する者 R18ー後ー
「最後になど…させぬっ…」
苦しそうに謙信様が言った。
「お前が泣くなら慰める。
心を凍らせるなら俺が溶かす。
どんな事でもする…だから……
最後などと………」
最後と聞いて、心が騒ついて、
血が沸き立つ気がした。
『死ぬな……
死んではならんっっ』
死んで もう 冷たくなった姫の骸を見下ろし、血が滲んでも尚、強く強く拳を握った。
ジリジリと掌に焼けるような痛みがあっても、
(この痛みよりもっと)
『どれほど痛かったか、辛かったか、苦しかったか』
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