• テキストサイズ

≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第16章 愛を冷遇する者 R18ー後ー




「…はっ…あ"ッ……」

息が限界になりかけ、私は空いている手で、
首に掛けられている謙信様の手に、
ソロッと触れた。
「⁉︎」
それで我に返った謙信様の手が、私の首から外された。

「くっっそっ!」



冷たくなりかけた華月の掌に、熱が戻るのを感じた。

絞圧(こうあつ)から解放された華月は、苦しそうに息をしている。

(…生きて…いる…)

苦しさに涙が浮かんでいるながわかる。

(死ななかった、死なせなかった……)

安堵に心が震えた。




/ 803ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp