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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第16章 愛を冷遇する者 R18ー後ー




謙信様の手が首にかかる。

「お前は、ここにいるのだ」

(んっ……)

ジワリと喉を圧迫されながら、口付けられた。
押さえられている右手首が、
折れるのではないかと思うほど、
キツく握られる。

(息がっ……のど…痛…ぃ…)

「…(け)……(さ、ま)……」
口を開いても声は出なかった。

私の首を絞めながら、
憎々しげと怒りの瞳を眇めても尚、
苦しそうに眉を寄せ、
泣きそうな謙信様の顔。
私はそれを見上げ、瞳に映した。






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