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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS
第16章 愛を冷遇する者 R18ー後ー
(華月はいつも俺を見ていてくれた)
「………」
黙って考えていた。
何をどう言って良いのかわからず、黙っていた。
その時、
纏わり付くような重い空気がゆるっと動いた。
…ペタ……
鉛の様に重く
震えてもいないのに、震えて思える足を、
一歩、踏み出した。
堂の出口までは、あと数歩。
((ここを出てしまえば、最後になる…))
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