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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第16章 愛を冷遇する者 R18ー後ー




金も地位も名誉も、後ろ盾も、
親さえもこの時代にいない。
身ひとつの女。


『謙信様っ。
私はどんな事があっても、離れません。
生きて。
一緒に乗り越えて、この世を生き抜きましょう。
どんな貴方でも愛していますーー…』


俺の過去を哀しみ、憂い、理解した。
けれど、過去を引き摺ることを許さず、
未来へ向かう気力と推進力をくれた。


(聡く尊い、生命力に溢れた華月…
姫とは全く別人だ)


俺はそのことを、久しく忘れていたようだった。






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