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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第3章 桜散る(家康)



「これを一緒に見たかったの。
桜、嫌いでも、雲だと思えば見れるかなって思って…
…でも、やっぱり、嫌だった…?」

華月が済まなそうに俺を窺う。
眉を下げて叱られた仔犬みたいな顔。

「…いや、綺麗だね。上から見るのは悪くないよ」

ホッとして笑う華月の頬に手を掛けた。

「あんたは、弱いくせに強いね…」

「?
家康だって強くて、優しいよ?
誰かを守ろうと、頑張ってる。
いつも私を気遣って、助けてくれる。
弱い人は、強くなる努力なんてしないよ」



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