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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS
第3章 桜散る(家康)
「塀、崩れてるじゃない。危ないよ」
「いいから、コッチ来て見てよ」
相変わらず、強引。
いつも誰かを振り回す政宗さんみたいだ。
(全く……)
内心、悪態を吐きながら、華月の横に並ぶ。
「‼︎」
見えた光景に息を飲んだ。
(なんて……)
「綺麗でしょ?」
華月が嬉しそうに俺に笑いかける。
「……」
言葉がなかった。
「桜、じゃないみたいでしょ?
ピンク色、あ…桃色、の雲の上にいるみたいじゃない?」
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