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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第16章 愛を冷遇する者 R18ー後ー




謙信様の横を通り過ぎようとした時、
「殺して、行かぬのか」
感情の無い声が私を刺し止めた。

(殺して……)

思いは伝わらなかった。
そう思ったら、悔しくて、情けなくて、
やるせなくなった。

「っくッッ」
歯を、唇を噛みしめた。
力のなかった手にグッと力が入り、
頭に血が昇って
「どうしてっ‼︎」
声を張り上げた。

「どうしてっ、どうしてっ、どうして‼︎」
一度、声にだしたら、抑えが効かなくなって
立て続けに腹の底から叫んだ。





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