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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第15章 愛を冷遇する者ー中ー




謙信様の言葉に続きはない。

「愛してないんですね、私のことなんて」
「………愛している」
かなり間があって、か細い声が静かな堂に響いて消えた。


私の口からは息に混じって嘲笑が溢れた。


「…嘘…薄っぺらい、冷めた声で……
…そんな愛なら…要らないっっ!」
私の悲声に
「愛している。華月」
瞬前より少し力のこもった声で
謙信様が再び、言った。

「愛している。
離れて行かないでくれ…華月」




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