第14章 愛を冷遇する者 R18ー前ー(謙信)
罪の意識を、愛を、
振り切るように腰を突き入れ、
突き上げて、快楽だけをひた 求めても、
求め切れない。
「くっっ、つーーっっ……」
「あぁん〜はぁっ……んしん…さ、ま…っあ"ぁっっん!」
淫水をポタポタと垂らしながら、
ぶら下がっている華月を、真紅の紐を支軸にし回転させると、
引き抜いた己を、再び、背後から挿し直し、突き入れ、
獣のように交わる。
こんな行為をしながら懺悔をし、
罪を自覚し、後悔する。
そして、思い知る。
(俺は、生きて尚、死に捕われている)
その、虚しい生と死に。