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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第14章 愛を冷遇する者 R18ー前ー(謙信)




「…愛しー…ハッァッ……てる、のにぃっ…ァッう…」
悲しくて悲しくて、寂しくて、涙が溢れた。
「ぁっっゃぁ…ンッ……あい…て…「やめろ!それ以上、言うでないっっ」」
堰切れたように溢れる涙と言葉を、
喘ぎながら紡いでも、苦怒の声音で遮られた。

そして、
「ンッゔンッッ…あっああっ…んあぁぁ〜っ」
息がつまりそうになるほど痛烈に突き上げられ、揺さぶれる。

キッシ、キッシッと欄間と紐が擦れて音を立てる。
パチュンパチュン!と激しく打ち付けられる肌の音。
その中に、ひとつ、シャランシャランと清らかな鈴の音。

「はっっぁっ…くぅんっんん、あぁっ」
「クッッ…ゔっぁっ…くっはぁ…はー…」
女と男の苦しげな淫声。
加速して、加速して、この場の空気を汚す。
甘く汚す。


「愛する事は赦されぬっっ」
はっきりと浄化を拒む謙信の声。
クッッハッ…ぁっっ…
「愛される事も許されぬ……」
罪は浄化されない。







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