第14章 愛を冷遇する者 R18ー前ー(謙信)
「ぁ…っ…妖態を晒し…男を咥えるお前はっ…甚だ、だらしない、ただの女だ…はっっ、くぅっ…
あぁ……良い、締め付け、だな…華月っっ」
そう言って私を煽り、辱め、虐げるけれど、
私にはその言葉は、謙信様、自分自身を傷つけているように思える。
「…どぉ…し…て…あっあ…んっっ……んしん…さま…ど……て…ゥンァ…そん…に…」
(どうして…そんなに……)
傷つこうとするの?
自分を追い詰めるの?
いつまて私を見ないつもりなのか、
いつまで罪の意識に捕われるつもりなのか。
私はこんなにもそばにいて、
こんなにも想い、愛しているのに。