第13章 空の果ては地上のお前 R18 (信長)
「ありがとうございます!」
思いっきり信長さんに抱きついた。
素直に喜んで抱きついてくる、華月は可愛い。
(そのピアスは……いやー……)
俺がお前に与える全ては、
俺がお前を縛り付ける為のモノだ と
知りもしないだろう。
ボソッ
「お前は甘っちょろいな」
「え?なんですか?」
華月が鏡の中から満面の笑みを向けてきた。
「フッ……いや…代金は払ってもらうぞ」
「え"っ、プレゼントじゃなかったんですか~?
高価だと買えなんですよぉ」
困った顔をする。
いつ見ても面白い。
表情豊かに話す華月は、俺を退屈させない。
「金ではない。お前の身体でだ、くくくっ」
と鏡の前の華月を背後から抱き締めた。