第13章 空の果ては地上のお前 R18 (信長）

「いいからお前は、シャワーを浴びて、
身体を温めて出て来い。
俺はフロントへ行ってくる」

外でカシャン、とロックの音がして静かになった。

（行っちゃった）



私は今、さっきの浜辺からすぐの、
少々高そうなホテルのバスルームにいる。

ビシャビシャの私をなんとかしないといけなくて、ここ来たのは分かる。
けど、
ここはセミスイートルームだ。

（デートの最後がまさかこんな所になるなんて…）