第13章 空の果ては地上のお前 R18 (信長)
スレンダーの飼い主さんが行ってしまうと、
我慢していた笑いを吹き出して、
信長さんが笑った。
久しぶりに声を上げて笑ったと言う信長さんは、下半身ビショビショの私の手を引いて、
歩いた。
バタンッ!
服を剥ぎ取られ、押し込められたのはバスルーム。
「のっ信長さんっっ!」
「シャワーを浴びろ。海水と砂まみれだ」
「服っ」
「クリーニングに出してやる。
すぐ出来上がってくるだろうが……。
当分は必要ないな。ククク」
「え?なんですか?」
ドアの向こうで声が聞こえ難くて、
何を言ったのか分からなかった。