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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第11章 イジワル震源地(家康)




2人共 真っ直ぐすぎてイラッとしたので、
「スカートの彼女を木に登らせるなんて、
男として失格だよ」
つい、チクリとやってしまった。



俺の目の前で華月が、美味しそうにケーキを口に運んでいる。
「んーーっ、美味しい❤️
プリンは食後にしーよぉっと」
さも幸せそうだ。

「…ねぇ、華月。
大切な物が木に引っ掛かったとか、
飼い猫が木から降りられなくなってたら、
スカート履いてても木に登る?」
華月に質問してみた。
「もちろん、登るよ!」
自信満々の答えが返ってきた。
『登らない』と言うと思っていた俺は、
期待を裏切られ、呆然とする。

でも、目の前の華月はニコニコして続ける。
「もし、家康に貰ったハンカチとかが木に引っ掛かったりしたら、スカートでも登って取り戻すよぉ」

(ここにも、いた…)

はぁぁ〜〜
「頼むから、そんなこと、しないで…」
片手で顔を覆った。



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