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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS
第11章 イジワル震源地(家康)
(はぁぁ〜…、なんで外へ連れて出るかな)
俺は向きを変えた。
スカートで木登りするとか、正気かな。
(あっ、降りてくる)
そろそろと降りてくる彼女は、
『ああっ!』
(‼︎ 落ちるっ)
足を滑らせた。
慌てて手を離した子猫は俺の足元へ駆けてきた。
「おいで。
お前の主人は馬鹿だな。ふふ…」
猫を返すと、彼女によく分からない感嘆と共にお礼を言われて呆れた。
そしてまた、お礼を言われた。
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