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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS

第2章 桜の下で仲直り(政宗)




三成くんが心配してくれたのを機に、
私は宴の席を離れた。

その時、いつの間にかもう、夕暮れの前の時間だと気付いた。
花見の宴は夜まで続くことは明白だった。

「桜見て、帰ろうかな…」

私は独り、宴とは反対側に咲く桜の木の方へ歩いて行った。
池の側に植えられていて、暮れかけの太陽を受ける水面に、桜が薄く映っている。

見上げる桜はこんなに綺麗なのに、
宴の最中、桜なんて全く見てなくて、
下ばっかり向いていた。 


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