第10章 君と猫さんとの1日(三成)
「私が満足するまで構って頂けますよね?華月さん」
菫紫の瞳がキラキラと期待に満ちて輝いている。
「………うん…」
私は観念して頷く。
薄めの唇が綺麗に弧を描き、
嬉しそうに目を細め笑われた。
それから
「あっ…ゃぁん…ん…あぁっ…」
「華月さん、好きですよ」
「…ん…みつな…くん……たしも、ス、キ…」
真夜中まで寝かせてもらえなかった。
けれど、
三成くんは私を、グズグズに溶かして、
最後は 幸せな眠りに落としてくれた。
「んー〜…三成く……」
「大きな猫さんですね…ふふふ。
気持ち良くて、幸せでしたよ、華月さん」
幸せそうに眠る可愛らしい華月さん。