第10章 君と猫さんとの1日(三成)
「華月さん」
「何?」
猫さんを膝の上で撫でながら返事をする。
「今日は…というか、GW中、どこかに行く計画すら立ててなくて、すみません…」
(叱られた犬…)
ふふふふ
「色んなこと忘れちゃう三成くんにはもう慣れちゃってるし、それもそれで今、楽しいから気にしないで?」
申し訳なさそうに私を見る三成くんには申し訳ないけど、可愛いと思う。
「ありがとう、三成くん。
私のこと考えてくれて」
お礼を言った私に、三成くんは呆気にとられている。
「………華月さんっっ!」
「わっっ、み、みつな…」
感激した様子で、バッッと抱きつかれ、
ギュゥゥー〜っと抱きしめられた。
に"ゃぁっ