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≪イケメン戦国≫ 君と詠う愛の歌 SS
第10章 君と猫さんとの1日(三成)
「猫さんは猫さんなので、猫さんです」
「猫…さん…?」
「はい」
笑いかけると、何故だか引きつったような笑顔を返された。
(なんで、でしょうか)
猫さんがウチに来た経緯は、数週間前。
夕暮れの道の隅で怪我をした子猫を拾った事に始まる。
連れ帰った子猫の傷を洗い、
人間用の軟膏を塗って包帯を巻いた。
翌日、昼前に起き出して見ると、
ミルクも飲んでおらず、様子がおかしいので急いで動物病院に連れて行った。
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