第8章 君とデート R18(政宗)
「ーー…そっかぁ〜、そんなに俺の事好きだったのか、ククっ」
全部解った口調で政宗が笑う。
「ん…すき…好きだから、何処にも行かないで…。私の事好きでいて、欲しい…お願い…」
涙声でなんとか訴えると、困った顔をした政宗。
それを見てまた心が不安に揺れる。
「…華月…、可愛いお願いだけど、
お馬鹿にも程があるぜ」
「え?」
「お前の事好きじゃなきゃ、仕事終わりにドライブして此処までこねぇし、疲れてるのにクルージングもしねえ。
家でダラダラするっての」
キッパリと自信満々に言い切られた。