第8章 君とデート R18(政宗)
「もっと甘えろ。
お礼はしてもらうけどなっ、チュッ」
いつもの様にあやされる。
(私には過ぎた彼氏だ)
まだ残る痛みから滲んだ涙を、嬉しさで塗り変えようと笑って見せた。
「いってぇ〜。日に焼けたーー」
夜、鏡の前で政宗が顔を押さえている。
見れば、頬骨の辺りと鼻の頭が赤くなっている。
「政宗、色白いもんね。
私、マスクパックもってるよ。する?」
「する、するー」
パックをしてソファに寝転がってリラックスしている政宗は、少年のようで可愛い。
太陽と海風に当たり、操縦や釣り。
気を遣ったりで疲れたのだろう、
政宗はソファでウトウトとし始めた為、
ベッドに送って私も一緒に眠った。