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第6章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *伊達政宗ルート*
瞼の上に、ふわりと温かな手が翳されるのを感じる。
「そのままな…」
「んっ…」
唇に、軽く触れるだけの口付けが落とされる。
政宗の手と唇が触れたところから生まれた熱は、すぐに全身に広がっていった。
直後、胸元辺りがふいに軽くなる。
シュルリと音がして、帯揚げが抜き取られるのを感じた。
「まだ開けるなよ?―――…お仕置きだ」
「え…?」
瞼の上から政宗の手が離れ、すぐに柔らかく滑らかな帯揚げの感触を瞼に感じた。
それはハナの目を覆い、頭の後ろできゅっと結ばれる。
「…なんで、目隠し…?―――お仕置きって何っ?」
「俺を散々袖にしてきたのは誰だ?これで手を打つと言っているんだ、安いもんだろ」
「っそ、袖にしたつもりはないよ!政宗が、いつも揶揄うからでしょっ!?」
「揶揄うとは心外だな。俺はいつでも、本気だったが…?」
言の葉とは裏腹に、その声音はどこまでも甘く、優しかった。