▽▲ 大人ノ玩具箱 ▲▽【イケメン戦国】(R18)
第5章 ▼華ニハ蜜ヲ△ *徳川家康ルート*
「んっ…ぅ、く…」
長椅子の上にしどけなく横たわるその姿を見つめ、家康の喉がこくりとなった。
「―――…ハナ」
「は、ぁ…いえやす…?」
ハナの躰を起こし、家康の躰に向かい合わせに抱き寄せた。
脱力したハナは家康の為すがままに、その躰を家康に預けていた。
「…ごめん、ハナ…」
「え?―――…っえ!?」
片腕でハナの躰を持ち上げると、もう片手で家康は自身を支え、その上にハナの躰をゆっくり降ろしていく。
達したばかりで再び貫かれた快感が、一気に背筋を駆けあがっていった。
「いえっや、す…っ!?まって、まだ……むり―――っ!」
「駄目…聞いてあげない。あんたが欲しいだけあげるっていったけど……前言撤回」
「やぁあぁっ!!」
家康の両腕が、ハナの躰を抱きしめ、その躰の下から激しく腰を打ち付けた。
ハナの指が家康の肩に縋りつき、必死に家康自身を受け止める。
「あぁっぁ、はっぁあ!いえ、や…すっやぁあ!」
「俺が欲しいだけ―――…あんたを、頂戴」
雨は止むことなく降り続き、二人の姿を覆い隠し。
優しい檻に捕らわれて、二人はその熱を分かち合う。
触れられたなら、熱を生み。
香り立てば、疼きを生んで…。
そうして再び、触れずにいられず。
止むことのない淫らな環(わ)の中、互いに幾度も絶頂を迎え、それでも冷めぬ熱を生む。
終わりの時など、誰も知らず――――